おかげさまで私の線維筋痛症という病気の症状は治まりつつあり、病気になる前と同じような生活を今は送れています。
一度病気の苦しみを味わったので、以前の私のように体調不良で困っている人がいたら、
これから書くようなことに気を付けて手助けしていきたいと思っています。
まずは相談した人の気持ちに寄り添って
たとえば職場で同僚と一対一になったときに、「体が痛くて‥。ほんとうに疲れちゃって‥。」と相談受けた時どう言葉を返しますか?
ちょうど自分も残業続きで疲れていたら、「俺も腰が痛くてさ。ほんと毎日残業で困っちゃうよ!」と返してしまうかもしれません。
そういう風に言いたくなる気持ちもわかります…。自分だって大変なのに、なに弱音を吐いているんだ?って思いますよね。その人の外見が健康に見えると余計に。
でも、一対一になったときに声のトーンを落として真剣に伝えていたら、それは懸命なHELP!!かもしれませんよ!
もし、ある程度元気でただ共感を得たいとか構ってほしいだけなら、みんなの前で「あ~疲れた!!」ってその場でいっているはずです。
だってみんなに「私は疲れている!」と伝えたいから。一対一になるまで待つ必要ありませんから。
だから、もし相談を受けたら「大丈夫?元気ない気がするけど…?」とまずはその人の気持ちを受け止めてあげてほしいんです。
「あなたなら受け止めてくれるかも!」そう期待して数日考えての行動かもしれません。
それなのに、自分の気持ちを受け止めてくれなかった時の失望感といったらありませんから。
まず、自分のことは置いといて、その人の気持ちに寄り添って優しい気持ちで、「大丈夫?」と声をかけてあげてください。
それだけで、その人の気持ちはだいぶ救われるはずです。
それは家族で解決すべきという決めつけを捨てよう
自分の体調が悪化し深刻な状況に陥ったら、まずふつうは家族に相談するものですよね。
心や体の不調を相談されたら、「私に相談してきたということは大したことではない。」と思う人もいるのではないでしょうか?
確かにふつうの家族なら、家族内で協力しあって解決させることが多いと思います。
自分の体調のことは、できるだけ職場に迷惑かけないようにしますよね。
でも、その家族が機能不全に陥っていたら‥どうなりますか?
だれにも相談する相手がいなくて、孤独です。
機能不全の家族に振り回されて、心や体の不調となることだってあります。
家族に相談できずどうしようもなく藁をつかむ気持ちで、あなたに相談しているということをわかってあげてください。
自分のできる範囲で病院への受診につなげよう
気持ちを受け止めてあげても解決しないようだったら、もう病院の出番です。
もしかしたら、相談した人はすでに自分は病気だと自覚しているけど、病院へ行くのを躊躇しているのかもしれません。
「それは病院で一度診てもらったほうがいいよ。一緒に行こうか?」
この言葉を待っているかもしれません。
自分の体調不良がただの弱音で病院に行くのは大袈裟だと思われるかもと心配しているかもしれません。
自分ではあきらかにおかしいとわかっていても…。
「病院にいったほうがいい。」この一言をかけてもらって、他人から見ても病院にいく程度の状態であるとやっと自覚できるはずです。
「自分はやはり病気かもしれない!」この自覚が、病院に行くという行動を起こせる大きなきっかけになります。
ただ心配してもらうだけでは解決しません。
病院への受診をするために、背中を少し押してほしいんです。
病院に行けばあとは治療を受けるだけなのですが、はじめの一歩って大変なんです。
それはあなたができる範囲のことをすればいいと思います。
無理して病院に付き添わなくても。
ただ「病院にいったほうがいい。」とその一言を伝えるだけでその人は救われるかもしれません。
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